コラム2025.06.20
旗竿地は買ってもいい? 安くて広い土地の見極め方と後悔しない判断基準

こんにちは!
2人家族からの平屋専門店 シャレオハウス
家づくりコンシェルジュの平山です。
「他の土地より安くて広い。…でも“旗竿地”って大丈夫?」
そんな疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。
旗竿地(はたざおち)とは、竿のように細長い通路の奥に敷地が広がる形状の土地のこと。
価格が安い分、手を出しやすい反面、「暗そう」「車が停めにくそう」など、不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、旗竿地のメリット・デメリットを正しく理解し、“買ってもいい旗竿地”と“避けたほうがいい旗竿地”の見極め方をプロの目線で解説します。
1. 旗竿地とは?わかりやすく図解で解説
旗竿地とは、下のような形の土地です:
道路に接する間口が狭く、通路の奥に家を建てる敷地がある形状から、「旗+竿」=旗竿地と呼ばれています。
2. 旗竿地のメリット
✅ 土地価格が安め
整形地(四角くて道路に面した一般的な土地)と比べて、同じ面積でも2〜3割安いことが多いです。
✅ プライバシーが守りやすい
道路から奥まっている分、通行人や車の視線が気にならない落ち着いた住環境が魅力です。
✅ 防犯面でも意外と有利
道路からの視線が届きにくい分、門扉を設置して敷地を閉じることで防犯性が高まることも。
3. 気をつけたい旗竿地のデメリット
⚠ 日当たりが悪くなる可能性
周囲が建物に囲まれていると、南側が隣家の壁になって日差しが入りにくい場合もあります。
⚠ 車の出し入れが難しい
通路幅が2.5m未満だと、車の転回や駐車が不便に。大型車がある家庭は特に注意です。
4. 買ってもいい旗竿地の条件
旗竿地のすべてがダメなわけではありません。以下の条件を満たすなら、十分に“買い”の土地です。
チェック項目 | 理由 |
---|---|
通路幅が4m以上 | 車の出入りがしやすいか確認 |
接道長が2.5m以上 | 建築基準法上の道路に2m以上接していることが最低条件 |
南側に十分な空きがある | 日当たり確保のポイント |
上下水道・ガスなどインフラが通っている | 敷地奥まで引き込み済みかどうかで、工事費が大きく変わります。特に通路部分の整備状況も要確認です。 |
周囲の家の高さが抑えられている | 圧迫感や日陰リスクの低減 |
5. 設計の工夫で旗竿地を活かす家づくりも可能!
旗竿地でも、設計次第で快適な住まいは実現可能です。たとえば:
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中庭や吹き抜けで採光確保
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L字型・コの字型の間取りで囲まれた土地でも風通しを良くする
-
玄関アプローチを通路に沿って演出することで、奥まった土地に趣を加える
プロの建築士に相談すれば、旗竿地ならではの“落ち着き”や“静けさ”を活かした家づくりができます。
まとめ|旗竿地は「正しく見極めれば」賢い選択肢になる
旗竿地は価格の安さだけでなく、プライバシー性や設計自由度の高さといった魅力も兼ね備えた土地です。
ただし、日当たり・通路幅・法規制など、プロの視点でのチェックが欠かせません。
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