コラム2025.12.21
頭金は入れるべき?入れないべき?

こんにちは!
2人家族からの平屋専門店 シャレオハウス
家づくりコンシェルジュの平山です。
後悔しない住宅ローンの考え方をプロが解説
住宅ローンの相談で、必ずと言っていいほど出てくるのが
**「頭金って入れたほうがいいんですか?」**という質問です。
・できれば頭金は少なくしたい
・でも、入れないと不利になるのでは?
・貯金はどれくらい残すべき?
このテーマは、正解が一つではないからこそ迷いやすいポイントです。
この記事では、家づくりのプロの視点から
**「頭金を入れるべき人」「入れないほうがいい人」**の違いを整理し、
後悔しない判断基準をわかりやすく解説します。
1|そもそも頭金とは?
頭金とは、
住宅購入時にローンを組まず、自己資金で支払う金額のことです。
例)
-
総額4,000万円の家
-
頭金500万円
→ 住宅ローンは3,500万円
頭金を入れると借入額が減るため、
・月々の返済額が下がる
・総支払利息が少なくなる
というメリットがあります。
2|頭金を入れるメリット
① 月々の返済額が下がる
借入額が減れば、その分返済もラクになります。
家計に余裕を持たせたい方にとっては安心材料です。
② 総支払額(利息)が少なくなる
住宅ローンは長期間借りるもの。
借入額が少ないほど、最終的に支払う利息も減ります。
③ 金融機関の審査が通りやすくなる場合も
頭金があることで、
「計画的に貯蓄できる人」と評価されることもあります。
3|頭金を入れるデメリット(意外と重要)
一方で、頭金には見落とされがちなデメリットもあります。
① 手元の現金が減る
これが最大の注意点です。
家を建てた後には、
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引っ越し費用
-
家具・家電
-
固定資産税
-
車の買い替え
-
万が一の医療費
など、まとまった現金が必要になる場面が必ずあります。
頭金を入れすぎて、
「貯金がほとんど残らない状態」は非常に危険です。
② 低金利時代は“借りたほうが得”なケースも
現在の住宅ローンは歴史的に見ても低金利。
頭金を多く入れるより、
-
手元資金を残す
-
将来に備える
という考え方のほうが安心につながる場合もあります。
4|頭金を「入れたほうがいい人」の特徴
次のような方は、頭金を入れるメリットが大きいです。
✔ 手元資金に十分な余裕がある
✔ 住宅ローンの返済額をできるだけ抑えたい
✔ 将来の支出(教育費など)が比較的少ない
✔ 返済期間を短くしたい
この場合は、
**「無理のない範囲で頭金を入れる」**のが理想です。
5|頭金を「入れなくてもいい人」の特徴
一方、次のような方は
無理に頭金を入れないほうが安心なケースも多くあります。
✔ 貯金をほぼ使い切ってしまう
✔ 今後、教育費や車の購入予定がある
✔ 共働きで収入変動の可能性がある
✔ 住宅ローン控除を最大限活用したい
特に注文住宅では、
住み始めてから想定外の出費が出ることも少なくありません。
「現金を残す」という選択は、立派なリスク対策です。
6|プロが勧める“ちょうどいい頭金”の考え方
多くのご家庭を見てきた中で、
現実的で安心できる考え方は次の通りです。
👉 「頭金ゼロ or 少額」+「手元資金を残す」
具体的には、
-
生活費の6か月分以上
-
+ 家具・家電・諸費用分
これを差し引いても余る分があれば、
その範囲で頭金を入れる、という考え方です。
7|頭金よりも大切なこと
実は、住宅ローンで本当に大切なのは
**頭金の有無よりも「返済計画」**です。
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月々いくらなら無理なく返せるか
-
将来の支出を想定できているか
-
収入が減っても対応できるか
これが整理できていれば、
頭金の有無で大きく失敗することはありません。
まとめ|頭金は“入れる・入れない”より“入れすぎない”が正解
✔ 頭金は入れれば安心、でも万能ではない
✔ 入れすぎると、暮らしが苦しくなるリスクもある
✔ 大切なのは「建てた後も安心して暮らせるか」
住宅ローンは、
家を建てるためのものではなく、暮らしを守るためのもの。
だからこそ、
頭金についても「正解探し」ではなく
自分たちの生活に合った判断をすることが大切です。
不安な方は、
「この金額で本当に大丈夫か?」
を第三者の視点で確認するだけでも、安心感は大きく変わります。
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